まちで見かけた倶利伽羅不動尊
辰年生まれなので、倶利伽羅竜王が好きです。
だいたい湧水のあるところにお祭りされているようです。
埼玉県川越市岸町の「仙波河岸史跡公園」(地図a)。年代不詳。
愛宕神社の崖下にあり、横に水神宮も一緒に祭られています。昔はここに「仙波の滝」があり、新河岸川舟運の最上流の河岸として栄えました。愛宕神社は、古墳の上に建てられた、火産霊命を祭る神社です。
埼玉県川越市豊田本の「薬師堂」(地図b)。宝暦10年(1760)。
川越水上公園のそばにあります。散歩の際、頻繁に前を通る場所にあったのでびっくりしました。
ここは、今は付近に川も池もなく、田んぼのど真ん中ですが、古地図をみると、そのうち赤間川に合流する、川か用水路らしきもののほとりのようです。
耳や顔や手が龍っぽくないですよね。(クリックするとアップ画像になります)
薬師堂は眼病にご利益があるようで、「め」と書いた絵馬が奉納されていました。
埼玉県川越市吉田の「吉田白髭緑地」(地図c)。宝暦九巳卯五月吉日(1759)。
小畦川から少し坂を上った、白髭神社の下に湧水があり、その脇にあります。
埼玉県富士見市針ケ谷の「栗谷津公園」(地図d)。嘉永元年(1848)。
富士見市内でも有数の湧出量を誇り、真夏でも枯れることも無いそうです。こんこんと湧き出る清水はとても澄んでいました。
埼玉県新座市中野(地図e)。宝暦十年(1760)。
不動明王、衿羯羅童子、制叱迦童子、石祠、石塔、板碑などが一緒に祭られています。
中野のバス停の裏、民家の脇の道を入ってゆくと、薄暗い崖の中腹から流れ出ている湧水の袂にあります。雨上がりのせいか、水量も豊富でした。
更新 2015/05/06