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HighFinesse

HighFinesse社
WSシリーズ

CW・パルス 高精度波長計

レーザ波長計

HighFinesse/Angstrom社の波長計は、縦モードシングルのCWレーザとパルスレーザの波長を高精度で測定できる、コンパクトで高感度な波長計です。広い測定波長範囲と高速測定が可能です。温度安定化されたフィゾー干渉計の信号をCCDアレイで読み出し、波長を計算して表示します。駆動部が無い光学構成により、高い波長精度を実現しています。

測定精度/波長域
  • WS-5: 3 GHz
  • WS-6-600: 600 MHz
  • WS-6-200: 200 MHz
  • WS-7-60: 60 MHz
  • WS-7-30: 30 MHz
  • WS-8-10: 10 MHz
  • WS-8-2: 2 MHz
  • スタンダード: 330 nm ~ 1180 nm
  • UV-I: 248 nm ~ 1180 nm
  • UV-II: 192 nm ~ 800 nm
  • VIS / IR : 330 nm ~ 1750 nm
  • VIS / IR-II : 500 nm ~ 2250 nm
  • IR-I: 630 nm ~ 1750 nm
  • IR-II: 1000 nm ~ 2250 nm
特徴
  • データ取込スピード: 最大1000kHz   
  • 38kHz高速測定モデル WFシリーズ
  • CW & パルス測定
  • 線幅測定
  • ファイバ入力
  • 表示桁数 最大小数点以下6桁 @ nm
    例: 632.991009 nm
  • 19インチラック WRシリーズ
  • 新しい筐体のハイエンドモデル NGシリーズ
  • NGシリーズはLinuxにも対応
  • マルチチャンネル: 1- 8入力
  • USB
  • 外部電源不要 (WS-8、IRは除く)
  • 干渉信号モニタリング
  • 波長のPIDコントロール
  • 波長のPIDコントロール
基本機能
光波長測定画面
長時間波長測定グラフ
  • 測定結果はPC上に、波長、周波数、波数、電子ボルトの切替で表示されます。
  • 上の画像の波長の上に表示されている信号は、横軸CCDの番地、縦軸出力で表される、CCDで受けた干渉波形です。スペクトラムアナライザのように、波長を表示している訳ではありません。この波形により、簡易的にモードホップを観察することが可能です。(画像をクリックすると拡大表示されます。)
  • 測定を始めると、長時間測定ウィンドウが同時に起動し、波長、出力、波長計内の温度の時間変化、最大/最少/平均標準偏差も表示されます。
  • マルチチャンネルオプションを取り付けると、この長時間測定ウィンドウも、チャンネル数分表示されます。
  • 干渉波形を含めた全てのデータは保存し再生することが可能です。
  • 0から999ポイントの間で測定データの平均化を指定して測定することが可能です。
  • 使いやすいAPIを装備し、C/C#, Delphi, VB/VBA, LabVIEW, MATLAB,Pythonなどのサンプルコードも標準で添付されています。
  • WSシリーズはフィゾー干渉計を使用した波長計です。その為、縦モードシングルの光源の波長しか測定できません。また、測定可能な最大線幅の規定があります。通常最大測定可能線幅は、FSR の 40 %程度となります。例えば、WS-7 の wide モードはFSRが 32 GHz なので、12 GHz 程度、スペック上の測定精度を得る為のエタロンのFSRは 8 GHz なので、最大線幅は、3.2 GHz となります。
  • その為、パルスレーザの場合、高精度になればなるほど、短いパルス幅のレーザ波長の測定ができなくなります。詳しくはお問合せ下さい。
  • WS6-600-IRとWS6-200-IRは、パソコンが必要ない、スタンドアローンモデルが御座います。
多彩なオプション

PCS

マルチチャンネル(MC):

高速ファイバスイッチャ搭載したボックスです。光源からスイッチャまで、それぞれのファイバでデリバリしますので、波長計を移動させなくても、ファイバを繋げるだけで最大8台までの光源の波長測定が、ほぼ同時に可能です。

使用可能なスイッチャはモデルにより異なります。

WS5、WS6-600では、、50 μmマルチモードファイバを使用したモデル(200-2250nm)が対応します。

WS6-200,WS7-60,WS7-30,WS8-10,WS8-2ではフォト二ック結晶ファイバを使用したモデル(PCS、390-2000nm)が対応します。

WS8シリーズは、フォトニック結晶ファイバスイッチャ付です。2,4,8チャンネルから選択してください。

なお、フォトニック結晶ファイバスイッチャは390nm以下では使用できません。

2021年4月以前にWS6-200,WS7-60,WS7-30をご購入頂いたお客様は、PCSが使用出来ませんので、測定精度が落ちる50 μmマルチモードファイバを使用したモデル(200-2250nm)をご利用頂くか、測定精度は落ちませんが使用可能な波長域に制限のある、シングルモードファイバを使用したモデルをご利用下さい。

シングルモードファイバを利用したモデルは、波長域毎に、405 (370-650nm), 630 (600-850nm ), 780 (750-1020nm ), 980 (950-1300nm), 1300 (1250-2000nm) の5種類をご用意しています。

460nm以下の波長で使用する場合はUV対策されたファイバを使用しますのでお知らせ下さい。

切替サイクル速度は入射パワーに依存しますが、最小で1チャンネル毎に 18 ms、8チャンネル接続した場合は約0.2 s です。

ライフタイムは MEMSスイッチモデルの場合 10^9 サイクルです。

チャンネル数は 2, 4, 8 チャンネルの3種類です。

PIDコントロール(PID):

波長計に、設定波長との差分を出力するボードを取付ける事で、レーザ波長を固定、又は、 sin 波、三角波、矩形波、階段関数、及びそれらを組合わせた任意に設定した関数に沿って、レーザの波長をPIDコントロールできます。

WS-U-2を使用して、±2 MHz ( rms < ± 500kHz ) の波長安定化を達成しました。

線幅(L):

干渉計装置関数を消去する特殊なアルゴリズムにより線幅測定し、干渉計の数倍の分解能で線幅を測定することができます。

測定精度は、例えば WS-7 の場合、カタログには "Accuracy 5 %(> 200 MHz), Max. bandwidth 10 GHz" と記載されています。これは 4 GHz 以下の線幅のレーザを測定した場合の精度が ± 200 MHz 以上であることを意味しています。例えば 300 MHz の線幅のレーザの場合、± 200 MHz, 2 GHz の線幅でも ± 200 MHz です。 ただし 10 GHz 線幅の場合には ± 500 MHz(10 GHz の 5 %)となります。

このオプションはシングルモードファイバが必要です。その為シングルモードファイバが無い330nm以下のUV域や赤外の波長については、対応していません。

TTLトリガー(TTL):

外部トリガによる測定を行えます。パルス励起と測定との間で同期をとるのに利用でき、低いデューティーサイクルで低ノイズ計測が行えます。また、他の測定器との同期にも便利です。HighFinesse社では光源が 10 Hz以下の繰り返しの場合、本オプションの使用を推奨しています。

グレーティング(D):

縦モードシングルのレーザしか測定できないWSシリーズに、グレーティングを付けることにより、スペクトラムアナライザとしても使用可能になるオプションです。精度 6 GHz ( 0.02 nm ) WS5 及び WS6-600 のスタンダードレンジ ( 350 〜 1120 nm ) のみの対応となります。

このオプションはシングルモードファイバが必要です。その為シングルモードファイバが無い330nm以下のUV域や赤外の波長については、対応していません。

D option

モデル別スペック比較(クリックすると拡大します)

WS specifications1

WF specifications

WF specifications

*詳細仕様はこちらのカタログPDFをご参照下さい⇒PDFダウンロード

Required input powerは波長計に直接光を入れた時に必要なパワーです。スイッチャを使用する場合は、そのロス分のパワーが追加で必要です。

*仕様は予告なく変更になる場合がございます。

更新 2024/12/18